疲れ果てた元税理士事務所職員の備忘録

よく観察し、自分で納得し、決断してすぐ動くべし。

本日のデイトレと明日のIPO戦略メモ(あと楽天証券についても。)

2022.12.22 本日のデイトレと明日のIPO戦略メモ

約定数(売り・買い精算済み) 0件  +0円

 利益取引   0件       +0円

 損失取引   0件            -0円

 同値撤退   0件

 現物保有   2件(評価損益+2,790円 前日比 +990円)

 保有銘柄   日本駐車場開発(2353)100株 +2,800円(松井証券

        アジア開発キャピタル(9318)100株 -10円(楽天証券

 

・本日のデイトレは、エントリーはしていたのですが上手く刺さらずに

 状況的にはノートレと同じ状況となってしまいました。

 サンクゼール(2937)本当に強かったけど、結構えげつない上下の仕方を

 していて、私みたいな小心者ですと、怖くて入れなかったのですが、

 やはりこのメンタル面は、改善の余地があるなと思うところです。

 それもあって、本日は長期保有や全く別の目的で保有する銘柄を中心に

 取引をしていたところです。

・他のIPO銘柄や本日上場のIPO銘柄は、これもかなり曲者な動き方をして

 いました。

 保険代理店のエージェント・インシュアランス(5836)に関しては、

 前場開始直後に寄るというような状況で、いかに薄い人気だったのかが

 うかがえるところです。

 昨日のブログにも書きました通り、シンジケートカバーの実行もあり、

 株価はほとんど動かず、下向きにズルズルと向かう展開のまま終了。

 公募640円に対して大引けで589円。

 やはり現実は厳しい・・・と。

 一方でjig.jp(5244)とコーチ・エィ(9339)もかなり厳しい株価展開をして

 いて、資金力やポジションの維持力などが相当に試されるような展開でした。

 個人的にはコーチ・エィは結構注目しています。

 確かに今日の展開はかなりひどい動きではありましたが、株価チャートの

 展開と出来高の推移を見る限り、明日以降も注目しても良さそうな印象が

 ありました。

 また、朝公表された上場時の決算関係データを見る限り、「安定」という点で

 好印象を受ける決算データが出ており、また配当も行う旨の記載もあったこと

 も含めると、明日以降の株価展開次第では、私自身もそれなりにポジションを

 取って買って行こうかなととも思っております。

・あとは監視銘柄関係は、やはりしっかり買い集めているという出来高をして

 いて、特にSBIリーシング(5834)に関しては、サンクゼール同様に3,000円

 付近での展開をしており、引き続き監視という所になります。

 ポジション保有はおそらくしませんが、展開は逐一確認はしていく予定です。

・現物保有銘柄に関しては、日本駐車場は引き続きの保有ですが、

 本日はアジア開発キャピタル100株を楽天証券にて購入しました。

 これは、配当とか売買差益狙いとは全く違う目的での購入です。

 楽天証券を使っている方であれば、お知らせで見たかもしれませんが、

 2022年12月19日付けで

 「国内株式のリアルタイム株価の提供方法を変更します(2023年1月22日~)」

 というお知らせがありました。

www.rakuten-sec.co.jp

 簡単に言うと、下記のどれかの条件に合致しないと、

 リアルタイム株価表示サービスを提供しないというサービス改正が入ります。

  1.楽天証券に口座開設1年以内の場合

    ・・・無条件で使用可能

  2.口座開設1年を経過している場合

    ・・・下記のどれかの保有が必要

     株式(現物・信用、国内・外国問わず)

     先物(海外も含む)・オプション

 

 但し書きもあり、

 「条件を満たさない場合でもお申込みいただくことで、国内株式のリアルタイム

  株価をご覧いただくことが可能です。※利用料は無料です。」

 とあります。

 これに関しては、この文章しかないので、これ以上の具体的な対応については、

 現状全く分からないという所になります。

 正直、いよいよここまで来てしまった感がぬぐえないところです。

 昨今の楽天グループのサービス改訂を知っている方であれば、どのような

 印象になるかは想像に難くないと思います。

 なので、今回上記の銘柄を購入して保有させたという事です。

 来月22日からという事ですが、自分自身のことを考えると、忘れる前に

 今のうちに対処しておこうと思い、このような形となりました。

 購入は、楽天証券口座で日中PTSにて購入しましたので、上記の評価額と

 なります。東証で取引しようとすると、どうしても1円未満取引ができない

 ので、それを考慮しての購入対応となります。

 今まで、投資信託しか保有銘柄が無かったので、やむなくの対処です。

 他にも銘柄購入はあるのですが、ポイント投資分の話になるので、

 それに関してはまた別の記事にて記載いたします。

 

ということで、明日のIPO上場銘柄の情報整理です。

 

IPO上場企業数 2社

 GENOVA(9341

 会社設立:2005年7月(今年で18年目)

 事業内容:医療情報サイト『Medical DOC』の運営および、クリニック向け

      自動受付精算機の販売など

 公募価格:1,800円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   平瀬 智樹(社長)                48.21%    180日間

   GENOVA 従業員持株会              12.74%    180日間

   (株)平瀬商店(非上場)            7.79%    180日間

   ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合   4.68%   90日間 1.5倍

   提橋 由幾                   2.41%    180日間

   青山 圭秀                   2.34%   90日間 1.5倍

   石田 克史                   2.34%    180日間

   (株)クレディセゾン東証P・8253)       1.99%    180日間

   (株) LEOC(非上場)              1.40%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:18年3月期 1,824百万円 → 2,222 → 2,485 → 3,769 → 4,802

  当期純利益:18年3月期 -92百万円 → 40 → 87 → 629 → 686

 所感:

  ・創薬でない医療系企業という事で、個人的にはひそかに期待を

   しているところです。

  ・情報系サイトの情報量もなかなかによく、収益構造も医療機関

   紹介記事掲載で収入を得ていることもあり、効率的な収益構造

   という事が出来ます。

   財務状態もそれを反映して、増収増益となっています。

  ・また昨今のマイナンバー保険証の件もあり、おそらくこの企業も

   装置販売に参入してくるのかな、と勝手に想像していたります。

   (※現時点では富士通マーケ、パナソニックソリュ、アルメックス)

   私自身、通っている病院(歯医者)で自動受付精算機を導入している

   ところがあり、便利さを実感しているので、金額と設備設置環境の

   兼ね合いでどれだけ普及できるかという所が勝負になるかと思います。  

 

 IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)

 板中心値段:1,800円(公募・売出価格)

  気配更新:+90円/10分

  通常時の値幅更新時間:3分

  気配更新上限・下限:4,140円(上限)、1,350円(下限)

  注文受付価格範囲:450円 ~ 7,200円

  この条件で行くと、

   上限価格幅: 4,140 - 1,800 = 2,340円

   下限価格幅: 1,800 - 1,350 =    450円

  それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定

   上限到達時間:2,340円 ÷ 90円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)

   下限到達時間:   450円 ÷ 90円/10分=  5.0 →   50分(50分)

 

www.jpx.co.jp

 

ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.14 15:39現在)

ツイッター:現時点では、賛否両論という感じで、やや話題になっている

       という感じです。株価もそこそこの規模で、業務内容は専門業界の

       情報提供系サービスという事なので、若干想像が難しいところが

       あり、具体的な内容に踏み込んでの肯定・否定の意見は見当たらず。

・Yahoo掲示板:コメント416件(2022.12.21 07:11時点)

       コメント欄は、最近の上場IPO銘柄の中ではコメント数は多いが、

       煽りコメ、冷静に分析するコメと大分混在している状況。

       注目は集めているものの、意見が両極端ともいえるので、

       当日の相場への影響もそれなりには考慮が必要そうな感じはある。

 

【現時点での所見・検討】

・財務状況は、連続増収・黒字転換からの連続増益という事で、財務体質は

 良好。あとは明日の朝に公表される決算データ次第だが、昨今の情勢を

 考慮すると、おそらく直近の決算データも増収増益と予想しても大丈夫そう

 ではある。

・業務内容面では、医療系の情報サービスという事で、創薬でない医療系の

 強みを生かしたいところ。ただ、最近同じような創薬でない医療系の

 IPO銘柄を見ると、乱高下も大きく、IPO開始当初から比べると株価を落として

 いる銘柄も多いのが実情。昨今の株価相場の地合いの悪さもあるので、

 一概には判断は難しいものの、上場直後と限定して考えるのであれば、

 比較的良好なIPO銘柄と思うものの、明日発表の事業計画次第ともいえる。

 配当・株主優待も期待は難しいことも考えると事業計画内容次第では、

 悪印象になってしまう可能性も考えられるところ。

・株価規模を考えると、上記の2要素を加えたとき、乱高下は避けられないものの、

 事業計画が評価できる内容であれば、それなりの株価で取引ができる可能性は

 考えられるが、それでも少々心もとないのも正直な気持ちです。

 入るのは取引開始直後ぐらいかな・・・と。

 

 アソインターナショナル(9340

 会社設立:1988年5月(今年で35年目)

 事業内容:矯正用歯科技工物の製造・販売

 公募価格:870円(仮条件・12/15に確定予定)

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   株式会社ASO(非上場)     66.78%    180日間

   阿曽 敏正(社長)       28.62%    180日間

   内山 淳             0.69%    180日間

   詫麻 礼久            0.67%    180日間

   曽我 雄作            0.59%    180日間

   小林 隆子            0.59%    180日間

   加来 裕一            0.54%    180日間

   平野 拓幹            0.54%    180日間

   千葉 実             0.44%    180日間

   古川 一也            0.16%    180日間
 

 過去5年間情報(※決算期変更で2月→6月に変更)

  売上増収:19年2月期 2,529百万円 → 19年6月 894 → 2,506 → 3,063 → 3,115

  当期純利益:19年2月期 165百万円 → 19年6月 -419 → 248 → 411 → 352

 所感:

  ・こちらも、創薬でない医療系企業です。過日のIPO銘柄であるサイフューズに

   似ていますが、矯正用歯科技工物の製造販売という事で、設立から35年と

   老舗の風格を得つつある会社となります。

  ・矯正歯科治療の場合、大多数がオーダーメード品となるので、

   一種職人集団企業とも言えます。

   そのため、手堅いビジネスではあるものの、お客さんは患者さんであり、

   矯正歯科治療の需要が唐突に増える事はまず考えられないので、

   安定ビジネスではあるものの、拡大はし辛いと言えます。

  ・配当政策の強化や株主優待でオーラルケア系の商品提供とかがあれば、

   個人的には欲しいかなと思うところです。

 

 IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)

 板中心値段:870円(公募・売出価格)

  気配更新:+44円/10分

  通常時の値幅更新時間:3分

  気配更新上限・下限:2,001円(上限)、653円(下限)

  注文受付価格範囲:218円 ~ 3,480円

  この条件で行くと、

   上限価格幅: 2,001 - 870 = 1,131円

   下限価格幅:   870 - 653 =     217円

  それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定

   上限到達時間:1,131円 ÷ 44円/10分=25.7 → 257分(4時間20分)

   下限到達時間:   217円 ÷ 44円/10分=4.93 → 49.3分(50分)

 

www.jpx.co.jp

 

ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.14 15:39現在)

ツイッター:現時点では、そこそこ話題に上がっている。

       業績面にも言及するコメントもあり、注目は集まっていると

       考えられます。

・Yahoo掲示板:コメント20件(2022.12.22 15:04時点)

       コメント欄は、コメント数も薄く、若干関心薄な感じです。

       ジャンルのこともあり、良くも悪くも地味という印象のコメントが

       散見される。

 

【現時点での所見・検討】

・財務状況は、連続増収・黒字転換の連続黒字ではあるものの、規模拡大状況

 を見ると、そこまで大きな規模拡大ではないため、安定企業ともいえます。

・業務内容面では、矯正歯科関係とかなり範囲が狭く、過日に上場した

 サイフューズと似た業種ではあるものの、サイフューズ以上に範囲の狭い

 業務となるため、安定企業という部分をどのように評価するかというのが

 焦点になりそう。

・株価規模を考えた際、上記の2点を加味すると、長期保有が前提であるものの、

 長期保有自体が管理の難しい内容になる可能性も十分に考えられます。

 公募価格で購入できたとすれば、まだ良いかもしれませんが、それでも

 株価をしっかり見ながら保有をしないと、大きく目減りをする可能性が

 考えられます。

 サイフューズの例を挙げると、当初の公募価格1,620円、上場来高値2,468円

 と比較すると、現在の株価が全く釣り合っておらず、業務内容は非常に秀逸

 であるにも関わらず、かなり安く売り込まれてしまっているというのが

 実情です。自分の最安値購入株価を考えても、長期保有していたら4万円強

 クラスの含み損になっていたので、結局のところ投資家需給は無視はできない

 というところと、それを見ながら売却・購入を行って保有銘柄の株価を

 管理していく作業は必須になるというのがよく分かります。

 あとは、明日のIPO上場時の決算データ関係次第という所で。

 

以上、明日上場のIPO銘柄となります。

IPO上場ラッシュも、山場を越えましたが、需給・地合いの悪い今日この頃、

ツラい相場の中で無理せずやって行ければと思います。

サンクゼールは・・・ホント今回のIPO銘柄では一番逃した大きな魚となって

しまいました。明日以降も引き続き監視、場合によっては購入をしていければと

思います。

楽天証券の動きも、ちょっと嫌な感じはありますが、現物銘柄で貸株に出していない

限りは、上限に達していない限り絶対に保護されるので、現状維持をしていきたいと

思います。

とはいえ、今は松井証券がメインですが、他の証券会社(S○I証券は除く)も

ツール含めて、引き続き研究して行ければと思います。

 

ここまでご覧頂き、誠にありがとうございます。

PTS参加の皆様は、引き続きご武運を。

本日もお疲れさまでした!

 

 

 

 

ポケマルふるさと納税