本日のデイトレと明日のIPO戦略メモ
約定数(売り・買い精算済み) 2件 +200円
利益取引 2件 +200円(キャンバス、アルメディオ +100円ずつ)
損失取引 0件 -0円
同値撤退 0件
現物保有 1件(評価損益+1,800円 前日比 +300円・日本駐車場開発(2353))
・本日もなかなかに酷い荒れ方をした相場でした。昨日のような地合いの悪さとは
また別のベクトルでの酷さを見た感じがあります。
IPO銘柄もここまで明確に善し悪しが出ると、とても微妙な気持ちになります。
乱高下のひどさをずっと見ていると、もう言葉もなく笑うしかないと思えてくる
不思議な気持ちに襲われます。今日も本当に酷かった・・・(´Д`;)
・サンクゼール(2937)、入るチャンスを完全に逃して、
今日の一番の反省ポイントとなりました。
朝のIPO上場直前の決算データを見て、上げを確信していたのに
入れなかったのは、自分の自信の無さの表れと言えます。
◎決算データを見て上昇を確信していたのに、なんで買えなかったのか?
考えると、
1. 想定株価と上昇の強さ予想が明確でなかった事
2. 相場の需給を判断を保守的過ぎる立ち位置で考えている事
今分かる範囲の問題点です。
→目標株価をどのように設定するのか、というのが自分自身の大きな課題
だと思います。YouTube配信者の方たちも、目標株価をおっしゃる方も
多く、自分自身その重要性を今まであまり考えていなかったのですが、
今日の取引でそれの重要性を痛いほど実感しました。
重要課題という事で、研究していきたいと思います。
・その他IPO銘柄、本日上場分はアイズ(5242)・note(5243)、昨日から
持ち越し分のINFORICH(9338)、monoAI(5240)、どれもことごとく
凄まじい修羅場と化していて、ずっと眺めているだけになりました。
無理ゲーすぎです、ほんとに・・・(´・ω・`)
その中で、今日はサンクゼールとスカイマークは、まだやりやすい部類の銘柄
と言えますが、サンクゼールは非常に強かったので問題なしでしたが、
スカイマークですらも、結構へんな動きをしていて、入るのも難しい一日
でもありました。
・あとは、監視銘柄に入れていたAiming(3911)とSBIリーシング(5834)、
これは逆に目標株価がなんとなくわかっていたのに入れなかったという、
上記の課題に関連する失敗をした銘柄です。
おそらく、上記の課題をクリアしたあとにくる「損切り」の部分での
新たな課題なのかなとも思うところです。
明日もIPO上場3社という事で、今日の状況の影響を大きく引きずっての
上場となり、また荒れた相場になりそうな予感がありますが、
まずは現時点での情報整理をしたいと思います。
IPO上場企業数 3社
コーチ・エィ(9339)
会社設立:2001年8月(今年で22年目)
事業内容:コーチングによる組織開発事業およびコーチング人材育成事業
公募価格:1,840円
シンジケートカバー(誠意買い):指定なし
株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):
(株)伊藤ホールディングス(非上場) 82.42% 180日間
伊藤 守 5.44% 180日間
伊藤 光太郎 3.63% 180日間
コーチ・エィ社員持株会 3.01% 180日間
鈴木 義幸(社長) 1.15% 180日間
栗本 渉 0.57% 180日間
纐纈 順史 0.57% 180日間
片岡 詳子 0.57% 180日間
桜井 一紀 0.54% 180日間
過去5年間情報
売上増収:17年12月期 2,850百万円 → 3,025 → 2,676 → 2,433 → 3,307
当期純利益:17年12月期 315百万円 → 226 → 211 → -299 → 245
所感:
・教育面特化の業種という事で、人材教育の手法論による業績拡大を
狙うビジネスモデルとなります。
手法論は非常に良いもので、日本の教育の中で、コーチング技法を
意識して教育出来ている人と言うのは意外に少なかったりするので、
この業種は、個人的な気持ちとしては伸びて欲しいと思う業種です。
・気になる点としては、お客さんの獲得方法の点で、
収益源泉が、コーチングを行った個人に対してのサービス提供料金
であることから、どのようにお客さんを捕まえてくるのかという
点が、ビジネスの要になってくるところです。
一種の塾経営のような形です。
特にコーチングなので、塾経営のように教材が必須になる場面が
少ないため、大きな経費は純粋にコーチングを施す指導者の人件費
が大多数となりますので、それこそ1時間当たりのお客さんの料金と
指導者の人件費との効率性比較となってきます。
料金が見合うかどうかが重要になりそうです。
・財務面においても、安定収入・安定利益(コロナ期に損失)なので、
拡大戦略をとる場合は、人材管理とスケジュール管理の問題が
大きくなってくるのではないかと思います。
IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)
板中心値段:1,840円(公募・売出価格)
気配更新:+92円/10分
通常時の値幅更新時間:3分
気配更新上限・下限:4,235円(上限)、1,380円(下限)
注文受付価格範囲:460円 ~ 7,360円
この条件で行くと、
上限価格幅: 4,235 - 1,840 = 2,395円
下限価格幅: 1,840 - 1,380 = 460円
それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定
上限到達時間:2,395円 ÷ 92円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)
下限到達時間: 460円 ÷ 92円/10分= 5.0 → 50分(50分)
ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.14 15:39現在)
・ツイッター:現時点では、コーチング自体に評価があることから、業種としては
割と関心は集めている。
また、HPの見栄え等に関しても、評価をするコメントも散見され
全体的に好印象をもつコメント多めの感じがあります。
・Yahoo掲示板:コメント28件(2022.12.21 07:11時点)
コメント欄は、ビジネスコーチ(9562)との比較のコメントあり。
ただし、積極的な売り・買いのコメントは見られず、
当選報告と銘柄の様子を探るようなコメントが多め。
関心はあるものの、コメント数の少なさもあり、
需給を判断する材料が乏しいのが実情。
【現時点での所見・検討】
・財務状況は、連続微増収・安定利益という安定型の収益形態のため、
発展性への期待は、やや難しい部分あり。手堅さを評価するかどうかが
判断の分かれ目になると思われます。
・業務内容面では、上記の所感にも書きましたが、安定しているが
事業拡大をする場合は、それなりの戦略が無いと難しい上に、
コーチングする人の一人当たりの収益効率の面が重要になるため、
売上規模を増やすとなると、人員増強は不可避となり、
業界的に延々と成長であれば問題ないところで、日本の人口構造を考えると、
ややこの辺もリスクを含むのではないかという所を考えます。
中期経営戦略までに関しては、下の業績はそこそこ手堅いので、
その部分をベースに、業務内容をどう評価するかがポイントになりそうです。
・全体的な投資家需給としては、ビジネスコーチと比較しながらになりそう
なので、取引する上では注意を払う必要がありそうです。
j i g . j p(5244)
会社設立:2003年5月(今年で20年目)
事業内容:ライブ配信事業『ふわっち』を中心とした一般消費者向け関連
事業および自治体向け・企業向け関連事業
公募価格:340円
シンジケートカバー(誠意買い):指定なし
株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):
福野 泰介 23.35% 180日間
インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合 22.95% 90日間 1.5倍
赤浦 徹 11.83% 180日間
岸 周平 11.54% 180日間
WiL Fund I, L.P. 9.17% 90日間 1.5倍
B Dash Fund3号投資事業有限責任組合 5.50% 90日間 1.5倍
占部 哲之(社長) 1.40% 180日間
(株)セレス(東証P・3969) 0.91% 90日間 1.5倍
野沢 知史 0.89% 180日間
過去5年間情報
売上増収:18年3月期 548百万円 → 512 → 492 → 6,701 → 8,984
当期純利益:18年3月期 265百万円 → 166 → 161 → 228 → -215
所感:
・ライブ配信のふわっちは、携帯で動画とか見るときに、よく広告で
目にしていたので知っておりますが、
個人的な感想ですが、あまりにしつこくて悪印象しかありませんw
・個人の感想はさておき、トリドリでも名前を連ねていたセレスが、
こちらの会社にも投資していたようです。
やはり関連業種という事で、名前が載ってくるのだなと感じます。
・ライブ配信は、超大手(YouTubeやniconico、おむすび等々)が
存在する業種なので、概ねのサービス面では差別化することが難しい
業種で、投げ銭の取扱い等、付属サービスで大きく差別化する等が
ないと、顧客拡大が難しいジャンルとなります。
・いろいろ情報を確認する限り、手軽な配信・ルールや縛りが少なく
「自由さ」に特化した内容と思われます。
配信者・視聴者ともに、一つのスタイルの問題なので、ふわっちの
スタイルを好む人も多いのも事実かと思います。
現に、YouTubeの厳しさやniconicoの不便さ等、人によってそれが
嫌だと思うところもあったりします。
うまく住み分けが大切だと思います。
・とはいえ、財務面については連続増収で、直近2期は大きく売り上げを
伸ばしたものの、直近決算は広告宣伝費で大きくマイナスに転じているため、
来期以降の売上の伸びが、投資材料として重要な試金石になりそうです。
IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)
板中心値段:340円(公募・売出価格)
気配更新:+17円/10分
通常時の値幅更新時間:3分
気配更新上限・下限:782円(上限)、255円(下限)
注文受付価格範囲:85円 ~ 1,360円
この条件で行くと、
上限価格幅: 782 - 340 = 442円
下限価格幅: 340 - 255 = 85円
それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定
上限到達時間:442円 ÷ 17円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)
下限到達時間: 85円 ÷ 17円/10分= 5.0 → 50分(50分)
ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.14 15:39現在)
・ツイッター:現時点では、それほど話題に上がっていない印象。
配信プラットホーム「ふわっち」に関しても、それほど話題
にはなっておらず、直近でふわっちの利用規約を厳しくした
背景もあることから、これをどのように評価するかが焦点に
なりそうです。
・Yahoo掲示板:コメント66件(2022.12.21 15:32時点)
コメント欄は、モイ(5031)との比較のコメントが散見
されます。
モイに関しては「ツイキャス」運営会社なので、それとの比較
となると、ふわっちの立ち位置的にはやや優位性が足りない
事となるため、話題は集まるものの需給に関しては少し疑問が
残るところです。
ただ、IPO抽選倍率をコメントで指摘している方もいて、
全く無関心ではなく、積極的な肯定意見もあって、人によって
評価が大きく変わる銘柄になりそうな感じがあります。
【現時点での所見・検討】
・財務状況は、連続増収で直近2期決算は売上の伸びが大きく、利益の規模も
大きいものの、直前期は大幅な広告宣伝投資の支出増のために赤字転落と
なっているという状況です。
財務面だけで考えると、評価自体はできる内容です。
あとは、明日の朝に発表のIPO上場直前の決算データを見ての判断の予定です。
・業務内容面では、配信プラットホーム運営なので、上記にも名前を出した通り
モイとの比較となります。
売り上げの伸びのことも踏まえると、利用者もそれなりに増えているところで、
広告宣伝の効果も大きかったと考えられます。
規模の維持拡大ができるかが、今後の課題になりそうです。
あとは明日に発表となる事業計画で確認となります。
エージェント・インシュアランス・グループ(5836・名証)
会社設立:2001年6月(今年で22年目)
事業内容:個人および法人向けの保険代理業
公募価格:640円
シンジケートカバー(誠意買い):588.8円
株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):
住友生命保険相互会社 44.84% 180日間 1.5倍
(株)ザ・ファーストドア(非上場) 21.14% 180日間
東京海上日動火災保険(株)(非上場) 9.97% 180日間
川野 潤子 3.39% 180日間
一戸 敏(社長) 2.26% 180日間
髙橋 真喜子 1.81% 180日間
富野 喜幸(富野由悠季氏?真偽不明) 1.80% 180日間
東京海上日動あんしん生命保険(株)(非上場) 1.78% 180日間
※東京海上関連は、東京海上ホールディングス(8766)が上場しています。
過去5年間情報
売上増収:17年12月期 2,049百万円 → 1,511 → 0 → 2,431 → 2,906
当期純利益:17年12月期 -58百万円 → 122 → 77 → 123 → 155
所感:
・珍しく名古屋証券取引所からの上場となります。
本社が東京なのになんでなんだろう・・・と、素朴な疑問。(´・ω・`)
・事業内容の通り、保険代理店業となります。
東京海上HD傘下の企業と住友生命が出資して後押ししていることから、
保険会社的に強くバックアップする意志が見て取れます。
保険代理店としては、超大手の規模で、主要都市には支店が必ずある
という、保険代理店としては珍しい規模となります。
・保険代理店業であることから、大きく売り上げ規模を伸ばす場合は、
ニーズの掘り起こしもしますが、大体は競合他社から契約を奪う形に
なってしまいますので、資金調達の目的が支店開設関連費用が目的
となるのも必然と言えます。
・昨今の保険契約内容の大幅な変更で、保険代理店全体が、ちょっと
厳しい業界になってきているのかなとも思いますが、拡大戦略が取れる
代理店も一方ではあるのだと思うと、ビジネスの奥深さを感じる
ところです。
IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(名古屋証券取引所HPより)
板中心値段:640円(公募・売出価格)
気配更新:+32円/10分
通常時の値幅更新時間:3分
気配更新上限・下限:1,472円(上限)、480円(下限)
注文受付価格範囲:160円 ~ 2,560円
この条件で行くと、
上限価格幅: 1,472 - 640 = 832円
下限価格幅: 640 - 480 = 160円
それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定
上限到達時間:832円 ÷ 32円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)
下限到達時間:160円 ÷ 32円/10分= 5.0 → 50分(50分)
ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.14 15:39現在)
・ツイッター:現時点では、業務内容の紹介程度で、話題にしてコメントしている
人は皆無、注目されていないのかなと思ってしまう状況です。
コメントしていても、名証という事で評価していないという
感じです。
・Yahoo掲示板:コメント44件(2022.12.20 14:59時点)
コメント欄は、名証上場自体に悪印象があるコメントが散見。
コメントはあるものの、積極的高評価は見られず。
ポイント使用せずでIPO申込当選したという人もいる状況。
話あり。(本名:富野 喜幸)
おそらく同姓同名・・・。本物ならそれはそれで面白いことに。
【現時点での所見・検討】
・財務状況は、コロナ禍の影響はあるものの、安定収入・安定利益という状況。
財務拡大を狙うとなると、契約数の拡大を狙う事から、競合代理店との
取り合いとなるため、現実的には難しいと言える。
言い方悪いですが、相手を蹴落として利益を得るという仕組みなので、
大きな事業拡大は、現実的には難しいと言えます。
・業務内容面では、全国展開の保険代理店です。これでお察しくださいw
今日上場銘柄も含めて、明日も大きく相場が荒れそうな予感がします。
そういう意味ではPTS観察も、結構重要なウェイトを占めそうなので、
今日はじっくり観察しながら事務仕事をしたいと思います。
PTS参加の皆様は、引き続きご武運を!
お疲れさまでした。