疲れ果てた元税理士事務所職員の備忘録

よく観察し、自分で納得し、決断してすぐ動くべし。

本日のデイトレと明日(週明け)のIPO戦略メモ

2022.12.22 本日のデイトレと明日のIPO戦略メモ

約定数(売り・買い精算済み) 5件  +1,300円

 利益取引   4件     +1,700円(アソインター3件+900、GENOVA1件+800円)

 損失取引   1件        -400円(アソインター1件-400)

 同値撤退   0件

 現物保有   2件(評価損益+1,390円 前日比 -1,400円)

 保有銘柄   日本駐車場開発(2353)100株 +1,400円(松井証券

        アジア開発キャピタル(9318)100株 -10円(楽天証券

 

・本日の上場IPOも、かなり荒れた相場となりましたが、今日はデイトレード銘柄

 全体が、大きく荒れた状況となりました。

 私自身は触っていませんが、マイクロ波化学(9227)は、後場にストップ安まで

 行ってしまい、かなりの人がダメージを食らってしまった状況です。

 又聞きですが、某YouTuberの方の保有銘柄という事で、相当大変な思いを

 されているのかなと察してしまうところです。

 マイクロ波は、今年の秋口は触っていましたが、参加者が多くなり、

 かなり上級者向けの板になってからは全く触らなくなりましたが、

 日中の取引中に下げ材料が出てこないのに、ここまで下がるという事なので、

 何か情報が漏れたのか、大口投資家の戦略なのか、一説ではロックアップ解除

 の株主の投げ売りという見解もあり、現時点でも明確な事が分からない状況

 です。

・本日のデイトレについては、全て本日上場銘柄となっておりまして、

 後場の終わり間際のアソインターナショナル(9340)の1件-400円を

 食らった以外は利益取引となりましたが、GENOVAに関しては、

 朝寄ったときの取引で、松井証券のツールが上手く動かず、低い位置での利確

 となってしまいました。

 よく投資系YouTuberの方の朝の激しい動きの際に、松井証券のツールが上手く

 動かなくなることがあり、まさにその状況が今日おきたところです。

 こういうものか、という事で残念ではありますが、損失にならなかったので

 良かったのですが、こういう事も考えてツールの使い方もしっかり研究

 していかなければと思いました。

 とはいえ、ツールが上手く動かないというのは、確かに生主さんが発狂する

 のもよく分かりますw

・あと、アソインターナショナルについて、現物保有できれば・・・と

 画策していたのですが、思った以上に需給も良くないうえに、

 おそらくですが、誰か買い集めているような印象がありました。

 注文数を見ると、特定の1-2人あたりが集めているような印象がありました。

 ただの妄想であれば、それはそれでいいのですが、

 配当金の金額と決算データから判断した人もいるのかも・・・とも思う所です。

・もう1銘柄、現物保有を狙っているサンクゼール(2937)も、かなり株価が

 荒れた一日となりました。

 需給の変動の激しさに、今日も現物保有は見送ってしまった状況です。

 やはり、初日に握れなかった失態を悔やんでしまいます・・・。(´Д`)

・現物保有銘柄に関しては、アジア開発は・・・まぁ、いう事はないので、

 特別動きが無い限りはコメントスルーとなります。

 日本駐車場開発に関しても、全体的な相場の荒れに巻き込まれた形で、

 昨日と比べて1,000円程度下落となりました。

 概ね290~300円あたりを上下している状況で、今日は全体相場の影響で

 更に下げてしまったという状況です。

 15:30にストックオプション発行のIRが発表となりましたが、

 福利厚生で自社関連の人たちへの割り当てとなります。

 割り当て日は年明けの1/5の予定で、元々取締役会と定時株主総会での

 決議で付与が決まっていた話の上に、発行株数も288万株となっている

 ものの、すぐの売却も考えにくいので、若干影響は出るとは思いますが、

 大きな下げにはつながらないのかなと思うところです。

 (・・・でもこれが原因で、大きく下げたら厳しいですけどw)

 

さて、週明けのIPO上場銘柄の情報整理です。

いよいよ、IPO上場ラッシュも終盤に差し掛かり、

銘柄ごとに需給も明確に出てきたところで、残りの上場銘柄も

どこまで相場にインパクトを投げ入れるかが楽しみです。

ただ、仕事の関係で1日だけ(現段階ではいつかは未定)参加できなさそう

なので、とりあえず情報整理だけはしっかりやって、

場合によっては、スマホでもできるように、また仕立てて行きたいと思います。

 

IPO上場企業数 3社

 アップコン(5075・名証ネクスト)

 会社設立:2003年6月(今年で20年目)

 事業内容:土木工事業

 公募価格:1,280円

 シンジケートカバー(誠意買い):1,177.6円

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

  松藤 展和(社長)        66.40%    180日間

  アクアプレコン株式会社(非上場)    12.85%    180日間

  松藤 真弓            4.62%    180日間

  松藤 花梨            4.62%    180日間

  松藤 南輝            4.62%    180日間

  千家 道恵            1.85%    180日間

  飯塚 朋子            1.23%    180日間

  桑田 豪             0.92%    180日間

  江間 哲郎            0.92%    180日間

  川口 宏二            0.77%    180日間


 過去5年間情報

  売上増収:18年1月期 782百万円 → 915 → 620 → 814 → 673

  当期純利益:18年1月期 139百万円 → 147 → 23 → 181 → 38

 

 所感:

  ・業種としては土木業ですが、この会社の強みである「アップコン工法」

   があり、地盤の不同沈下(地盤のゆがみで建物が傾く)による

   コンクリート床の沈下・傾き・段差・隙間を完全ノンフロンのウレタン

   樹脂と小型機械を使って修正するという技術を持っています。

   この技術の強みをどこまで評価されるかがポイントになりそうです。

  ・今回の上場が名証ネクストという事で、この上場が逆にハンデになって

   しまいそうな可能性があります。

   また、同日に他2社の上場があり、12/22のエージェント・インシュアランス(5836)の

   二の舞になる可能性が高いため、非常に悩ましいところです。

  ・財務面は一定水準は売上は出ているものの、やや波があり、利益も

   それに連動して波を打っていることから、やや不安定感が否めない所です。

  ・ロックアップ関連も、180日間のがっちりとしたロックアップであるため、

   株式流通量は、かなり絞られる状況となります。あとは、投資家需給次第

   といったところです。

 

 IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)

 板中心値段:1,280円(公募・売出価格)

  気配更新:+64円/10分

  通常時の値幅更新時間:3分

  気配更新上限・下限:2,944円(上限)、960円(下限)

  注文受付価格範囲:320円 ~ 5,120円

  この条件で行くと、

   上限価格幅: 2,944 - 1,280 = 1,664円

   下限価格幅: 1,280 -    960 =    320円

  それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定

   上限到達時間:1,664円 ÷ 64円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)

   下限到達時間:   320円 ÷ 64円/10分=  5.0 →   50分(50分)

 

www.nse.or.jp

 

ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.23 16:00現在)

ツイッター:現時点では、名証ネクストという所で既に大きな悪材料判断

       をするコメントが多く見受けられます。

       先日同じ名証上場のエージェント・インシュアランス(5836)の状況を踏まえ

       て考えると、どうしても避けてしまう傾向が強くなります。

       ちなみに、本日のエージェント・インシュアランスの株価終値は513と、

       上場時600円を付けていたのが、大きく下がっています。

・Yahoo掲示板:コメント416件(2022.12.23 09:48時点)

       コメント欄は、当選辞退の報告コメも出てきており、

       名証上場自体のネガティブ度合いが推し量れる状況です。

       購入・売却以前の話となっているので、明日の取引開始も

       かなり売り込まれる可能性が十分に考えられます。

 

【現時点での所見・検討】

 ・財務状況は、安定収入・安定利益という状況なので、よく言えば手堅い

  会社と言えます。ただし、過去5年間の売上規模に拡大の要素がみられない

  ことから、この材料をどう判断するかが焦点になりそうです。

 ・業務内容面では、土建業なので、経済状況に大きく左右されてしまいますが、

  「アップコン工法」が、この会社のキーになる要素なので、この点での

  評価が、株価の評価に直接的につながると考えられます。

  技術的には、おそらく唯一無二クラスのモノと思われますが、

  株式市場は、最終的には投資家需給に依存するため、技術に対して

  株価的価値評価がどのように下されるかが焦点になりそうです。

 ・株価規模を考えると、比較的買いやすい水準の株価ではあるものの、

  業種と経済状況から、需要が大きく膨らむとは考えづらい状況です。

  そうなると、あとはシンジケートカバー頼みとなるため、

  主幹証券会社がどこまで吸収しきれるかが腕の見せ所になりそうですが、

  悪材料が多すぎる上に、全体相場の地合いの悪さを踏まえると、

  果たしてどのような結果になるかが予想がつかないという所です。

 

 ダイワ通信(7116

 会社設立:2016年3月(今年で7年目)

 事業内容:セキュリティ事業(防犯・監視カメラなどの企画・販売施工・保守、

      顔認証技術などを利用したソリューションの提供)、モバイル事業(携帯

      電話などの販売および代理店業務)

 公募価格:1,700円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

  IWAMOTOアセットマネジメント(株)    51.02%    180日間

  岩本 秀成(社長)         41.37%    180日間

  前田 憲司            4.43%    180日間

  隈田 佳孝            2.44%    180日間

  多賀 勝用            0.74%    180日間

 

 過去5年間情報

  売上増収:18年3月期 2,220百万円 → 2,961 → 2,937 → 6,740 → 4,791

  当期純利益:18年3月期 39百万円 → 13 → 99 → 1,404 → 394

 

 所感:

  ・ソフトバンクの一次代理店としてのモバイル事業と

   防犯カメラ関連の販売・施行・保守を行うセキュリティ業を行う

   会社です。

  ・ソフトバンクの一次代理店という立ち位置を考えると、モバイル事業は

   比較的仕事をしやすい環境と考えられます。

  ・また、防犯カメラ関係のセキュリティ関連業務に関しても、昨今の

   生活環境を考えると、需要は確実にある業務と考えられます。

   カメラ関係という事で考えると、コロナ禍による通信系特需で

   直近2年の決算業績の伸びは、納得できる範囲であります。

   この辺は、セグメント別の業績を見ないと、断定的な判断は難しい所

   ですが、全体業績を眺める限りは上記のような推定はできそうです。

  ・最新財務情報もやはり欲しいところで、直近の業績がどうなのかという

   ところはポイントになりそうです。

   なので、上場日当日に公表になる決算情報待ちとなります。

 

 IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)

 板中心値段:1,700円(公募・売出価格)

  気配更新:+85円/10分

  通常時の値幅更新時間:3分

  気配更新上限・下限:3,910円(上限)、1,275円(下限)

  注文受付価格範囲:425円 ~ 6,800円

  この条件で行くと、

   上限価格幅: 3,910 - 1,700 = 2,210円

   下限価格幅: 1,700 - 1,275 =    425円

  それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定

   上限到達時間:2,210円 ÷ 85円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)

   下限到達時間:   425円 ÷ 85円/10分=  5.0 →   50分(50分)

 

www.jpx.co.jp

 

ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.23 16:08現在)

ツイッター:現時点では、全体的に否定的な意見が多めの印象。

       ただし、肯定的な意見もあることから、割と拮抗しそうな

       感触はあります。

       あとは、相場全体の地合いの悪さがどこまで影響を与えるか

       という所になってきます。

・Yahoo掲示板:コメント25件(2022.12.23 15:56時点)

       コメント欄は、全体的に肯定的な意見ではあるものの、

       今日の相場の地合いの悪さで、やや二の足を踏むようなコメント

       も散見される。

       コメント数は少ないものの、注目は集められそうな要素が

       あると考えられます。

 

【現時点での所見・検討】

 ・財務状況は、2期前の特需成績はあるものの、連続増収・連続増益と

  かなり期待の持てる財務データとなっている。

  特需がなくなったあとの経営戦略次第での伸びが、この会社の株価の

  カギになりそうな感じはあります。

 ・業務内容面では、ソフトバンクの一次代理店という強みがることから、

  かなり安定した業務内容と言えます。モバイル事業の他にも、セキュリティ

  関連の業務をしつつ、監視カメラ機器関係を生かした仕事も展開

  していることから、複数事業によるリスクヘッジ対策もしっかり考えて

  いると言えます。

  あとは、上場日当日の朝の事業計画の内容次第での判断で問題なさそうです。

 ・株価規模を考えると、触りやすい株価帯と言えるうえに、上記のように

  業績も手堅く得られる環境も整えており、リスクヘッジ対策も含めて、

  経営戦略も上手く立ち回っていると考えられるので、面白味はあると

  思われます。

 

 アルファパーチェス(7115

 会社設立:2010年11月(今年で13年目)

 事業内容:間接材の物販事業およびファシリティマネジメント事業

 公募価格:880円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

  アスクル(株)(東証P・2678)      75.06%    360日間

  アズワン(株)(東証P・7476)     8.91%    360日間

  多田 雅之(社長)             3.81%    180日間

  田邉 孝夫                 1.90%    180日間

  中川特殊鋼MROパートナーズ投資事業組合    1.49%    180日間

  齋藤 正弘                 1.08%    180日間

  新日本実業(株)(非上場)       0.75%    180日間

  佐藤 徳久                 0.61%    180日間

  松木 伸男                 0.51%    180日間

  土屋 亙                  0.49%    180日間

 

 過去5年間情報

  売上増収:17年12月期 34,368百万円 → 35,976 → 35,207 → 32,447 → 37,948

  当期純利益:17年12月期 121百万円 → 367 → 536 → 506 → 510

 

 所感:

  ・株主構成を見ても分かる通り、アスクルの子会社となります。

   主に、インターネットを活用した間接材(消耗品類)の販売事業と、

   商業施設関連の設備運営(修繕や改装、清掃など)をしており、

   アスクルの業務の延長線上の仕事をカバーしているような役回りと

   言えます。

  ・今回の上場による資金は全額設備投資資金という事なので、

   おそらく、設備運営関連の投資と考えられます。

   財務データとしては、売上水準も横ばいではあるものの、利益を

   しっかり確保しているが、どのように事業拡大するかが焦点になりそうです。

   この部分については、上場日当日の事業計画の内容次第となります。

 

 IPO初日の寄り方情報は次の通りです。(日本取引所HPより)

 板中心値段:880円(公募・売出価格)

  気配更新:+44円/10分

  通常時の値幅更新時間:3分

  気配更新上限・下限:2,024円(上限)、660円(下限)

  注文受付価格範囲:220円 ~ 3,520円

  この条件で行くと、

   上限価格幅: 2,024 - 880 = 1,144円

   下限価格幅:    880 - 660 =    220円

  それぞれ寄らなかった時の気配更新幅からの所要時間の推定

   上限到達時間:1,144円 ÷ 44円/10分=26.0 → 260分(4時間20分)

   下限到達時間:   220円 ÷ 44円/10分=  5.0 →   50分(50分)

 

www.jpx.co.jp

 

ネット上の話題ピックアップ状況(2022.12.14 15:39現在)

ツイッター:現時点では、当選報告コメントも散見され、割と肯定的な

       意見が多めな印象があります。

       積極的な否定意見は思った以上に見当たらず、好印象があります。

・Yahoo掲示板:コメント31件(2022.12.23 06:30時点)

       コメント欄は、SBI証券の繰り上げ当選の報告コメントが

       結構散見されます。

       最近のSBI証券周りの動きを考えると、この材料が思ったより

       株価に影響を与えそうな気がします。

       ただ、そうはいっても積極的買い意見も散見されるので、

       あとは投資家全体の需給にどこまで反映されるか次第と言えます。

 

【現時点での所見・検討】

 ・財務状況は、安定収入・安定利益の手堅い企業です。ただ、拡大戦略要素が

  決算データからは見えてこないので、この部分がどのように判断材料に

  入ってくるかがポイントになりそうです。

 ・業務内容面では、アスクルの子会社なので、仕事に関してはグループ会社

  に何か問題がない限りは安泰と言えます。あとは、成長するかどうか次第

  という所です。

 ・株価規模を考えると、1,000円以下という事で触りやすさは当日の上場銘柄

  の中では1番と言えます。ただ、逆に触りやすいために、相場の地合いの

  影響を大きく受けそうなので、その状況次第と言えます。

  また、会社の成長性の課題もあるため、当日朝の事業計画の内容次第では、

  株価に影響を大きく与えそうな予感はあります。

 

IPO上場関係は以上となります。

また相場の荒れそうな銘柄が追加となりそうで、期待と不安が・・・

というより、不安の方が圧倒的に大きいのですが、

とりあえず週末はしっかり休んで、週明けに向けて整えておきたいと思います。

地合いの悪さや、銘柄ごとの大きな荒れ方も踏まえて、

色々と想定しながら相場に臨む必要がありますが、引き続き気を引き締めて

取り組んでいきたいと思います。

 

ここまでご覧いただきまして、誠に有難うございます。

PTS参加の皆様は、どうかご武運を。

お疲れさまでした。良い週末を!

 

 

 

 

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