疲れ果てた元税理士事務所職員の備忘録

よく観察し、自分で納得し、決断してすぐ動くべし。

IPOスケジュールと企業内容のメモ書き(3) ~12月19日の週のIPO銘柄について

2022.12.14 IPOスケジュールと企業内容のメモ書き(3)

~12月19日の週のIPO銘柄について

 

本日からIPO上場ラッシュが始まり、

本日の銘柄であるスカイマークと大栄環境は、初日に寄りましたが、

なかなか激しい動きを見せており、デイトレで狙う方にとっては、

参加するには良い銘柄になったのかなと思います。

ただし、難易度は思った以上に高く、後場のガラ投げ売り祭りも含めて、

利益・損失それぞれの結果が出ているのではないかと思います。

書くいう私は、とりあえず本日は利益で終わりましたが、

含み損のある銘柄(大栄環境)を抱えて終了という事で、

あまりよい内容でない取引で終わってしまったところです。

 

さて、次週19日の週のIPO上場銘柄の内容を確認したいと思います。

先日の記事と同様ですが、例によって

情報源としては各企業のHPの他、

IPO 株のはじめ方」さんのサイトも参考にさせて頂いております。

(※ いつも一方的にお世話になっております。)

IPO羅針盤として良質な情報源ですので、ご存じでない方には特におすすめです。

管理人さんのIPO当選実体験も記載がありますんので、

是非そちらもご覧頂ければと思います。

出典は下記のとおりとなります。

www.ipokiso.com

また、情報追記がありましたら、随時改定していきますので、

お役に立てれば幸いです。

 

IPO上場企業数 11社

・12/19(月)1件

 トリドリ(9337

 会社設立:2016年6月(今年で7年目)

 事業内容:インフルエンサーと企業をマッチングするマーケティング

      プラットフォームサービス『toridori base』をはじめとした

      インフルエンサーマーケティングサービスの開発・提供

 公募価格:1,500円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   中山 貴之(社長)                36.41%    180日間

   コタエル信託(株)(非上場)        9.73%      90日間

   国本 貴志                      5.60%    180日間

   樹神 秀和                      5.54%    180日間

   三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合    4.12%      90日間 2倍

   日本郵政キャピタル(株)(非上場)    3.67%      90日間 2倍

   (株)セレス(東証P・3696)        3.49%      90日間 2倍

   三宮 翔太                      3.08%    180日間

 

 過去5年間情報

  売上増収:17年12月期 232百万円 → 279 → 378 → 564 → 1,058

  当期純利益:17年12月期 13百万円 → 11 → -56 → -180 → -436

 所感:

  ・企業とインフルエンサーとのマッチングサービスという事で、

   インフルエンサーにも、影響度合いの大小がありますが、

   全般的にカバーするという触れ込みでのサービスのようです。

   企業がインフルエンサーに直接連絡するのも難易度は高く

   変な依頼の仕方をすることで、インフルエンサーにマイナスの

   広告をされてしまったりと、トラブルの元になる点では、

   それを仲介するサービスがあるというのは、企業側としては

   メリットがあると考えられます。

   サービスの仕組み的には「skeb」みたいな形なのかなと感じる

   ところです。

  ・現段階では先行投資で市場開拓中という感じと思われます。

  ・構成株主について特筆する点としては、社長の保有株数がそこそこある

   点と、隣接業種である株式会社セレスが名前を連ねている点です。

   業務自体は、ポイ活系のサイト運営と暗号通貨関係事業をしていますが、

   業務の中にベンチャー企業への投資も明記してあることから、

   業務内容の面白さという点で注目しても良さそうな感じはあります。

 

・12/20(火)2件

 INFORICH(9338

 会社設立:2015年9月(今年で8年目)

 事業内容:モバイルバッテリーシェアリングサービス『ChargeSPOT』の運営

 公募価格:4,600円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   秋山 広宣(社長)                  17.16%    180日間

   日本郵政キャピタル(株)(非上場)         5.53%      90日間 2倍

   GMCM Venture Capital Partners I Inc.            5.21%      90日間 2倍

   ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン(有) 5.12%      90日間 2倍

   WISELY HARVEST LIMITED                   5.05%      90日間 2倍

   HFA2号投資事業有限責任組合               2.66%    180日間 2倍

 

 過去5年間情報

  売上増収:18年6月期 75百万円 → 15 → 96 → 562 → 1,645

  当期純利益:18年6月期 -91百万円 → -228 → -2,914 → -1,933 → -2,210

 所感:

  ・スマホが手放せない昨今において、充電は死活問題なのは、

   皆さんよく感じるところかと思います。その中で、コンビニや電車の

   駅に設置のある場所もあり、目にすることも多くなったと思います。

   まさに、あったら助かる、公共通信設備として欠かせなくなってきた

   インフラと言えるかと思います。

  ・このサービスも、まだ歴史も浅く、設備拡充を行っている最中であり、

   決算データは、どうしても赤字計上にならざるを得ないことになります。

   この事業の焦点として考えられることは、

   1.設備普及が完了するのはいつのタイミングなのか?

   2.モバイルバッテリーの貸し出しなので、使用後の回収率がどうなのか

   3.設備普及完了後の、設備の耐用年数、特にバッテリー自体の耐用年数

     がどのレベルで使用し続けられるのか。

     (使用頻度や過充填対策による備品寿命の管理など)

     難しい言葉で言うところの「サービスポテンシャル」です。

     ※ここで言う「耐用年数」はいわゆる「法定耐用年数」ではなく、

      実際に劣化して使用に支障を来すまでにどれだけ実質的に使えるか

      という「実際の部品の寿命」という意味での耐用年数です。

   バッテリーの性能向上は、いわゆる技術革新で伸びるものですが、

   取替のタイミング等をうまくコントロールできるかどうかが、

   利益を伸ばせるかどうかにつながるため、この辺の運営は様子をみる

   必要があります。

  ・必要インフラとしては、良い事業という点では間違いないと言えます。

 

 monoAI technology(5240

 会社設立:2013年1月(今年で10年目)

 事業内容:メタバースプラットフォーム『XRCLOUD』の運営

 公募価格:660円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   本城 嘉太郎(社長)  38.62%    180日間

   (株)ベリサーブ    10.56%    180日間 (3724・上場廃止済み)

   銭 錕           6.93%      90日間 1.5倍

   (株)イグニス       5.61%      90日間 1.5倍(3689・上場廃止済み)

   脇本 博道         4.86%    180日間

   中嶋 謙互         4.12%    180日間

   森川 幸人            4.01%    180日間

   成澤 理恵         4.01%    180日間

   山下 真輝          3.58%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:17年12月期 770百万円 → 753 → 218 → 1,127 → 1,291

  当期純利益:17年12月期 1百万円 → 7 → -22 → -581 → -182

 所感:

  ・今はやりのメタバース関連企業となります。技術革新的には

   進んでいるものの、現段階では一般生活には反映されていないため、

   実感が無いというのが実情です。

   諸々記事を見る限り、eスポーツや仮想通貨とメタバースとの関連性など、

   論点として押さえておきたい内容の記事も多く、将来性を感じる内容

   ではあるものの、まだ総論的な話なので、ピンとこないというのも

   実際です。

  ・業務内容もそうですが、この会社の株主構成について、見逃せない部分が

   存在します。

   それは、ベリサーブとイグニスが株主構成にいる事です。

   詳しい方であれば、名前だけでピンとくると思いますが、

   ベリサーブはソルトウェアの品質検証評価のジャンルではパイオニア

   言われる会社です。

   またイグニスはスマホアプリ開発会社ですが、最近はVR開発にも力を

   入れている中で、確実にシナジーが出る関係性があります。

   いずれの会社も、上場廃止となったものの、手堅い業務により

   業界では一線級の業績を残しています。その2社の支えを受けていると

   いう事を考えると、個人的には面白いなというように思うところです。

 

 

・12/21(水)3件

 note(5243

 会社設立:2011年12月(今年で12年目)

 事業内容:CtoCメディアプラットフォーム『note』、

      メディアSaaS『note pro』の運営

 公募価格:340円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   加藤 貞顕(社長)                  34.87%     180日間

   フェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合    11.15%    90日間 1.5倍

   (株)日本経済新聞社(非上場)            6.07%    180日間

   ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合          5.82%      90日間 1.5倍

   CA Startups Internet Fund1号投資事業有限責任組合    4.35%      90日間 1.5倍

   UUUM(株)(東証G・3990)             2.51%    180日間

   (株)テレビ東京ホールディングス東証P・9413)   2.51%    180日間

   SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合  2.02%      90日間 1.5倍

   有限責任事業組合フェムト・スタートアップ       1.96%      90日間 1.5倍

 過去5年間情報

  売上増収:17年11月期 211百万円 → 526 → 791 → 1,523 → 1,884

  当期純利益:17年11月期 -136百万円 → -77 → -301 → -352 → -436

 所感:

  ・言わずと知れた「note」運営企業です。まだ上場していなかったのかと、

   個人的には意外だなと思ったところです。

  ・株主として、UUUMやテレビ東京といった、メディア系でも、

   クリエイターを向いている会社が参加している点も推せる点と言えます。

  ・以外にも公募株価は低いのですが、財務面で見た際に、確かに赤字が

   続く内容となると、高い株価は期待できないところとなります。

  ・個人的には損益抜きにして保有していたい銘柄でもあります。

 

 アイズ(5242

 会社設立:2007年2月(今年で16年目)

 事業内容:広告業界に特化したプラットフォーム『メディアレーダー』、

      クチコミマーケティングプラットフォーム『トラミー』などの

      サービスの提供

 公募価格:2,200円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   合同会社シエル      45.48%    180日間

   福島 範幸(社長)    24.74%    180日間

   牧田 伸一        14.78%    180日間

   三谷 翔一        9.51%    180日間

   今村 武史        0.41%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:17年12月期 280百万円 → 325 → 360 → 456 → 605

  当期純利益:17年12月期 26百万円 → -65 → 43 → 78 → 47

 所感:

  ・SNSマーケティングを主力とした企業で、ターゲット客層の主力を

   20~40代女性をメインとしており、手堅いビジネスのイメージがあります。

  ・情報発信の強みによる戦略を、お客さんの発信の手助けから、

   それに関連する発信方法のアドバイスマーケティングサポートなどを

   行っており、ターゲット客層との相性も抜群と言えます。

  ・財務面でも連続増収で、利益は1年だけ赤字のある決算期はあるものの、

   安定して利益が出ているのが強みですが、拡大戦略の部分で、

   どのように今の強みを利用した拡大戦略を組み立てられるかが注目

   となります。

 

 サンクゼール(2937

 会社設立:1982年6月(今年で41年目)

 事業内容:久世福商店などの自社ブランドを中心とした加工食品を

      直営、FC、ホールセール、ECおよびグローバルの複数の

      販売チャネルを通して販売する食品製造販売業

 公募価格:1,800円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   久世 良三                   29.33%    180日間

   (株)Joseph’s Arrows Trust (非上場)       16.38%    180日間

   久世 良太(社長)               14.66%    180日間

   久世 直樹                   12.22%    180日間

   ABRAHAM'S WAY FOUNDATION, LLC       10.26%    180日間

   久世 まゆみ                    6.35%    180日間

   サンクゼールパートナー持株会理事長 三浦 秀一   4.15%    180日間

   山田 保和                     0.29%      90日間

   河原 誠一                     0.24%    180日間

   神田 秀仁                     0.20%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:18年3月期 9,722百万円 → 10,678 → 11,042 → 10,860 → 14,165

  当期純利益:18年3月期 6百万円 → -53 → 2 → 269 → 939

 所感:

  ・自社ブランドの加工食品という点で、既に利益の出る匂いのする

   会社と言えます。

  ・取扱品目もとてもおいしそうで、個人的に使用してしまいそうな

   内容です。店舗もアクセスのよいところに構えている点もよく、

   通販も充実していて、リピーターが多いのかなというのはそれだけでも

   分かるところです。投資云々は抜きにして、私はこういうお店大好きです。

  ・株主構成も典型的な一族経営ですが、持ち株会理事長名義の株主という

   少々変わり種の方もいらっしゃるようで、全体的にユニークな感じを

   受けますが、中身はいたってまじめで、財務面もコロナの影響は

   あるものの、影響を食らっても耐えられるというのがよく分かる体質

   という点で、個人的には評価の高い会社となります。

  ・株主優待情報はまだないですが、株主優待で自社製品提供とかなら、

   優待目当てで狙うのも面白そうです。

 

・12/22(木)3件

 コーチ・エィ(9339

 会社設立:2001年8月(今年で22年目)

 事業内容:コーチングによる組織開発事業およびコーチング人材育成事業

 公募価格:1,840円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

  (株)伊藤ホールディングス(非上場)      82.42%    180日間

   伊藤 守                    5.44%    180日間

   伊藤 光太郎                  3.63%    180日間

   コーチ・エィ社員持株会           3.01%    180日間

   鈴木 義幸(社長)               1.15%    180日間

   栗本 渉                    0.57%    180日間

   纐纈 順史                   0.57%    180日間

   片岡 詳子                   0.57%    180日間

   桜井 一紀                   0.54%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:17年12月期 2,850百万円 → 3,025 → 2,676 → 2,433 → 3,307

  当期純利益:17年12月期 315百万円 → 226 → 211 → -299 → 245

 所感:

  ・教育面特化の業種という事で、人材教育の手法論による業績拡大を

   狙うビジネスモデルとなります。

   手法論は非常に良いもので、日本の教育の中で、コーチング技法を

   意識して教育出来ている人と言うのは意外に少なかったりするので、

   この業種は、個人的な気持ちとしては伸びて欲しいと思う業種です。

  ・気になる点としては、お客さんの獲得方法の点で、

   収益源泉が、コーチングを行った個人に対してのサービス提供料金

   であることから、どのようにお客さんを捕まえてくるのかという

   点が、ビジネスの要になってくるところです。

   一種の塾経営のような形です。

   特にコーチングなので、塾経営のように教材が必須になる場面が

   少ないため、大きな経費は純粋にコーチングを施す指導者の人件費

   が大多数となりますので、それこそ1時間当たりのお客さんの料金と

   指導者の人件費との効率性比較となってきます。

   料金が見合うかどうかが重要になりそうです。

  ・財務面においても、安定収入・安定利益(コロナ期に損失)なので、

   拡大戦略をとる場合は、人材管理とスケジュール管理の問題が

   大きくなってくるのではないかと思います。

 

 j i g . j p(5244

 会社設立:2003年5月(今年で20年目)

 事業内容:ライブ配信事業『ふわっち』を中心とした一般消費者向け関連

      事業および自治体向け・企業向け関連事業

 公募価格:340円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   福野 泰介                       23.35%    180日間

   インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合   22.95%   90日間 1.5倍

   赤浦 徹                        11.83%    180日間

   岸 周平                        11.54%    180日間

   WiL Fund I, L.P.                   9.17%   90日間 1.5倍

   B Dash Fund3号投資事業有限責任組合          5.50%   90日間 1.5倍

   占部 哲之(社長)                  1.40%    180日間

   (株)セレス(東証P・3969)              0.91%   90日間 1.5倍

   野沢 知史                      0.89%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:18年3月期 548百万円 → 512 → 492 → 6,701 → 8,984

  当期純利益:18年3月期 265百万円 → 166 → 161 → 228 → -215

 所感:

  ・ライブ配信のふわっちは、携帯で動画とか見るときに、よく広告で

   目にしていたので知っておりますが、

   個人的な感想ですが、あまりにしつこくて悪印象しかありませんw

  ・個人の感想はさておき、トリドリでも名前を連ねていたセレスが、

   こちらの会社にも投資していたようです。

   やはり関連業種という事で、名前が載ってくるのだなと感じます。

  ・ライブ配信は、超大手(YouTubeniconico、おむすび等々)が

   存在する業種なので、概ねのサービス面では差別化することが難しい

   業種で、投げ銭の取扱い等、付属サービスで大きく差別化する等が

   ないと、顧客拡大が難しいジャンルとなります。

  ・いろいろ情報を確認する限り、手軽な配信・ルールや縛りが少なく

   「自由さ」に特化した内容と思われます。

   配信者・視聴者ともに、一つのスタイルの問題なので、ふわっちの

   スタイルを好む人も多いのも事実かと思います。

   現に、YouTubeの厳しさやniconicoの不便さ等、人によってそれが

   嫌だと思うところもあったりします。

   うまく住み分けが大切だと思います。

  ・とはいえ、財務面については連続増収で、直近2期は大きく売り上げを

   伸ばしたものの、直近決算は広告宣伝費で大きくマイナスに転じているため、

   来期以降の売上の伸びが、投資材料として重要な試金石になりそうです。

 

 エージェント・インシュアランス・グループ(5836・名証

 会社設立:2001年6月(今年で22年目)

 事業内容:個人および法人向けの保険代理業

 公募価格:640円

 シンジケートカバー(誠意買い):588.8円

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   住友生命保険相互会社              44.84%    180日間 1.5倍

   (株)ザ・ファーストドア(非上場)       21.14%    180日間

   東京海上日動火災保険(株)(非上場)     9.97%    180日間

   川野 潤子                     3.39%    180日間

   一戸 敏(社長)                  2.26%    180日間

   髙橋 真喜子                    1.81%    180日間

   富野 喜幸                     1.80%    180日間

   東京海上日動あんしん生命保険(株)(非上場)    1.78%    180日間

 

 過去5年間情報

  売上増収:17年12月期 2,049百万円 → 1,511 → 0 → 2,431 → 2,906

  当期純利益:17年12月期 -58百万円 → 122 → 77 → 123 → 155

 所感:

  ・珍しく名古屋証券取引所からの上場となります。

   本社が東京なのになんでなんだろう・・・と、素朴な疑問。(´・ω・`)

  ・事業内容の通り、保険代理店業となります。

   東京海上HD傘下の企業と住友生命が出資して後押ししていることから、

   保険会社的に強くバックアップする意志が見て取れます。

   保険代理店としては、超大手の規模で、主要都市には支店が必ずある

   という、保険代理店としては珍しい規模となります。

  ・保険代理店業であることから、大きく売り上げ規模を伸ばす場合は、

   ニーズの掘り起こしもしますが、大体は競合他社から契約を奪う形に

   なってしまいますので、資金調達の目的が支店開設関連費用が目的

   となるのも必然と言えます。

  ・昨今の保険契約内容の大幅な変更で、保険代理店全体が、ちょっと

   厳しい業界になってきているのかなとも思いますが、拡大戦略が取れる

   代理店も一方ではあるのだと思うと、ビジネスの奥深さを感じる

   ところです。

 

・12/23(金)2件

 GENOVA(9341

 会社設立:2005年7月(今年で18年目)

 事業内容:医療情報サイト『Medical DOC』の運営および、クリニック向け

      自動受付精算機の販売など

 公募価格:1,800円

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   平瀬 智樹(社長)                48.21%    180日間

   GENOVA 従業員持株会              12.74%    180日間

   (株)平瀬商店(非上場)            7.79%    180日間

   ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合   4.68%   90日間 1.5倍

   提橋 由幾                   2.41%    180日間

   青山 圭秀                   2.34%   90日間 1.5倍

   石田 克史                   2.34%    180日間

   (株)クレディセゾン東証P・8253)       1.99%    180日間

   (株) LEOC(非上場)              1.40%    180日間
 

 過去5年間情報

  売上増収:18年3月期 1,824百万円 → 2,222 → 2,485 → 3,769 → 4,802

  当期純利益:18年3月期 -92百万円 → 40 → 87 → 629 → 686

 所感:

  ・創薬でない医療系企業という事で、個人的にはひそかに期待を

   しているところです。

  ・情報系サイトの情報量もなかなかによく、収益構造も医療機関

   紹介記事掲載で収入を得ていることもあり、効率的な収益構造

   という事が出来ます。

   財務状態もそれを反映して、増収増益となっています。

  ・また昨今のマイナンバー保険証の件もあり、おそらくこの企業も

   装置販売に参入してくるのかな、と勝手に想像していたります。

   (※現時点では富士通マーケ、パナソニックソリュ、アルメックス)

   私自身、通っている病院(歯医者)で自動受付精算機を導入している

   ところがあり、便利さを実感しているので、金額と設備設置環境の

   兼ね合いでどれだけ普及できるかという所が勝負になるかと思います。  

 

 アソインターナショナル(9340

 会社設立:1988年5月(今年で35年目)

 事業内容:矯正用歯科技工物の製造・販売

 公募価格:870円(仮条件・12/15に確定予定)

 シンジケートカバー(誠意買い):指定なし

 株主構成・ロックアップ期間(設定のある株主のみ):

   株式会社ASO(非上場)     66.78%    180日間

   阿曽 敏正(社長)       28.62%    180日間

   内山 淳             0.69%    180日間

   詫麻 礼久            0.67%    180日間

   曽我 雄作            0.59%    180日間

   小林 隆子            0.59%    180日間

   加来 裕一            0.54%    180日間

   平野 拓幹            0.54%    180日間

   千葉 実             0.44%    180日間

   古川 一也            0.16%    180日間
 

 過去5年間情報(※決算期変更で2月→6月に変更)

  売上増収:19年2月期 2,529百万円 → 19年6月 894 → 2,506 → 3,063 → 3,115

  当期純利益:19年2月期 165百万円 → 19年6月 -419 → 248 → 411 → 352

 所感:

  ・こちらも、創薬でない医療系企業です。過日のIPO銘柄であるサイフューズに

   似ていますが、矯正用歯科技工物の製造販売という事で、設立から35年と

   老舗の風格を得つつある会社となります。

  ・矯正歯科治療の場合、大多数がオーダーメード品となるので、

   一種職人集団企業とも言えます。

   そのため、手堅いビジネスではあるものの、お客さんは患者さんであり、

   矯正歯科治療の需要が唐突に増える事はまず考えられないので、

   安定ビジネスではあるものの、拡大はし辛いと言えます。

  ・配当政策の強化や株主優待でオーラルケア系の商品提供とかがあれば、

   個人的には欲しいかなと思うところです。

 

 

以上、19日の週のIPO銘柄のとりあえずの整理でした。

12月の中で一番IPO上場の多い週となるため、情報量も多くなってしまいましたが、

上場前日も、注文板の動向等の整理もあるので、引き続き情報整理して行ければ

と思います。

ここまでご覧いただきまして有難うございました。

引き続き、良いお取引ができますよう、頑張って行きましょう!

 

お疲れさまでした。

 

 

 

 

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